一瞬の劇場「エリオット・ア-ウィット展」♪ [HEARTFUL ギャラリー]
一瞬の劇場「エリオット・ア-ウィット展」
10月30日 日曜日
実は・・・ 秋の京都に出かけていたのです。
エリオット・ア-ウィットは
私の写真で、真面目なものは軽く見て
私の写真では、すべてがシリアスであり
私の写真を、もの悲しいという人もいるし
ユ-モアと哀愁 同じことではないだろうか。
私が好きなル-レットと写真で、うまくいくためには
ル-レットでは、失敗したが
いい写真には、バランス・形式・内容が必要だ。
しかし、非常にいい写真には
意図や予期は、写真とは、ほとんど関係ない。
写真は、一瞬であり、場の統合である。
すべてが、ひとつになったとき、満足いくスナップとなる。
厳選されたモノクロームの何気ない日常の瞬間には、
どんな「表現」にも、「魔法」は、欠かせないのですね。
ではでは、これから「魔法使い」になればよいのだ・・・と、
実は・・・ 秋の京都に出かけていたのです。
雨の降る中、祇園四条通の「何必館・京都現代美術館」にて
「エリオット・ア-ウィット展」を鑑賞しました。
Empire State Building, New York 1955
エリオット・ア-ウィットは
ユ-モアとウィットに富んだ写真を数多く発表し
世界的な人気を誇るアメリカ在住の写真家です。
Provence, France 1955
私の写真で、真面目なものは軽く見て
不真面目なものは、真面目に見るという方法で、
物事に気づいてくれる人がいたら私は、嬉しい。
私の写真では、すべてがシリアスであり
すべてがシリアスでないと思っている。
by Elliott Erwitt
Paris, France 1958
私の写真を、もの悲しいという人もいるし
愉快だと思う人もいる。
ユ-モアと哀愁 同じことではないだろうか。
by Elliott Erwitt
Colorado, USA 1955
私が好きなル-レットと写真で、うまくいくためには
私は、神意と運にまかせている。
ル-レットでは、失敗したが
私の長い写真人生は、神の導きのおかげで、幸運だったと思う。
by Elliott Erwitt
Santa Monica, California, USA 1955
いい写真には、バランス・形式・内容が必要だ。
しかし、非常にいい写真には
言い表せない魔法も欠かせない。
by Elliott Erwitt
Paris, France 1989
意図や予期は、写真とは、ほとんど関係ない。
写真は、一瞬であり、場の統合である。
すべてが、ひとつになったとき、満足いくスナップとなる。
by Elliott Erwitt
Orleans, France 1952
しっとりと秋が深まりゆく、古都「京都」で
このような現代ア-トに遭遇したことは
なかなか興味深いことだと思いました。
厳選されたモノクロームの何気ない日常の瞬間には、
豊かなストーリーを感じ、
目線のおもしろさには、意表をつかれた思いがしました。
Wyoming, USA 1954
私も、ブログを始めてから、写真を意識して撮るようになったのですが
この「一瞬の劇場」には、少しづつですが、はまりつつあります。
どんな「表現」にも、「魔法」は、欠かせないのですね。
ではでは、これから「魔法使い」になればよいのだ・・・と、
雨の「京都」で、納得した私なのでした。
「雨の紅葉」鷹峯 光悦寺にて 2011
2泊3日の滞在となりましたので
ほかの写真は、次回にUPさせていただますね。
お楽しみに〜。
表現できること、生きること「富弘美術館」♪ [HEARTFUL ギャラリー]
表現できること、生きること「富弘美術館」
「やさしさにいつでも逢える」
美しい山並みと、穏やかな清流が見渡される富弘さんの生まれ故郷は
●むらさきつゆくさ
●麦の穂
彼を深淵から救い上げたのは、お母様の献身的な介護であり、
●ぶどう
文字と絵がひとつの画面に調和する独特の詩画の世界は、
9月23日 金曜日
台風あとの気持ちのよい青空に誘われて
台風あとの気持ちのよい青空に誘われて
●悲しみの意味(サフラン)
草木湖のほとりにある村立美術館です。
「やさしさにいつでも逢える」
美しい山並みと、穏やかな清流が見渡される富弘さんの生まれ故郷は
彼の水彩で描かれた絵と詩の世界そのものでした。
●むらさきつゆくさ
富弘さんは、事故という一瞬の出来事から、絶望の淵に突き落とされ、
辛い闘病生活を強いられていました。
●麦の穂
彼を深淵から救い上げたのは、お母様の献身的な介護であり、
おぼえていた詩人の言葉であり、信仰でした。
そして、口に筆をくわえて、文字と絵を描くことでした。
●ぶどう
文字と絵がひとつの画面に調和する独特の詩画の世界は、
自然のありのままの姿を、素朴な美しさで表現しています。
●桃
●桃
「ありがとう」という感謝の心を「表現」できる喜び・・・
「生きている」ことの素晴らしさを「表現」できる幸せ・・・
「表現」することで、自然と一体となることができると
私たちに、静かに語りかけてくれる
やさしさにあふれる空間でした。
●心の部屋(秋明菊)
展示室のほかにも、「空のへや」「海のへや」「風のへや」で富弘さんの
詩画に登場する草花を楽しむことができます。
「カフェ」では、周囲の木々や湖面を眺めながらの、TEA TIME
ウッドデッキでは、屋外を流れる爽やかな秋の風を感じながら
これから、ゆっくりと、山々が、紅葉していく気配に
なんだか安心できた私なのでした。
湖畔では、コスモスが、健気に咲いていました。
「あこがれのヴェネチアン・グラス」展と「うなぎ見立ての車麩蒲焼き重」♪ [HEARTFUL ギャラリー]
「あこがれのヴェネチアン・グラス」展と
「うなぎ見立ての車麩蒲焼き重」
「秋」を目の前にしながらも、まだまだ「夏の涼」を求めて
六本木・東京ミッドタウン「サントリ-美術館」に
「レースグラス・ゴブレット」
軽やかで、繊細優美な「ヴェネチアン・グラス」が
光の当たり方により、きらきらと輝き
とても涼しげで、綺麗でした。
「藍色緑杯」
これが、すべて、多彩な手仕事からなる芸術品だと思うと
その時間を越えた美しさに
引き寄せられるような思いがしました。
「ギヤマン彫り菊に蝶文脚付杯」
なかでも、「透明感」と「藍色」の奥行きには、
すっかり魅了されてしまいました。
「藍色ちろり」
「あこがれのヴェネチアン・グラス展」では
ルネサンス期の作品から、影響を受けたヨーロッパや日本のガラス
そしてそのエッセンスを引き継ぐ現代グラス・アートまで
約140もの芸術品が、展示されています。
「薩摩切子 藍色被脚付杯」
この素晴らしい器に、盛り付けるお料理を
あれこれイメージしながら歩いていると
なんだかお腹が空いてきました。
おまけに、そとは、突然の大雨です・・・。
少し遅いお昼をいただきました。
ここは、金沢の「加賀麩 不室屋さん」がプロデュースするお店です。
お麩のお料理が、たくさんあるなか
「うなぎ見立ての蒲焼き重」を注文しました。
「うなぎ見立ての蒲焼き重」
「車麩」「蓮根」「おから」を、すりおろして
「うなぎ」に見立てて焼き上げたそうです。
とてもヘルシーで
本物のうなぎより、ずっと美味しかったですよ。
おみやげは「不室屋さん」の「ふやきの御汁・宝の麩」
「ふやきの御汁・宝の麩」
これは、お湯をそそぐだけで、手軽にできる
加賀の優しいお吸い物です。
大雨が、小降りになってから、家路につきました。
美しい「ヴェネチアン・グラス」から、たくさん「涼」をいただき
涼しい気分転換ができた、私なのでした。
曼陀羅絵から、「宇宙へ!」 [HEARTFUL ギャラリー]
曼陀羅絵から、「宇宙へ!」
夜が終わると、朝がきます。
冬の次には、必ず、春がきます。
今は、まさに、お日様が、空高くから照りつけ、気温が上昇し、
自然界には、変えることができない決まり事があるのです。
それを、「宇宙の法則」といいます。
マクロビオティックは、この「宇宙の法則」を軸にしています。
けれど、「宇宙の法則」は、決して、むずかしいことではありません。
要するに、「あたりまえのこと」なのです。
うっとりするほど「シンプル」なこと・・・
曼陀羅絵に、気の向くままに、彩色してみました。
チベットの僧から、教えを請うたわけでもなく、
そんな「私のかんじ」と、なかよくしながら・・・
日々、料理を創っている私です。
この世の中に、私は、ただひとりしかいないのですから・・・
私らしさを、無理をせず、
夜が終わると、朝がきます。
朝日が、私たちに、溢れるエネルギーを届けてくれます。
雨は、空から降り、地面に落ちます。
そして、水蒸気は、再び、空へと昇っていきます。
冬の次には、必ず、春がきます。
そして、春が終わると、新緑の季節から、夏へ・・・。
今は、まさに、お日様が、空高くから照りつけ、気温が上昇し、
暑さが、どんどん増してくる夏へと向かっています。
自然界には、変えることができない決まり事があるのです。
それを、「宇宙の法則」といいます。
マクロビオティックは、この「宇宙の法則」を軸にしています。
けれど、「宇宙の法則」は、決して、むずかしいことではありません。
要するに、「あたりまえのこと」なのです。
うっとりするほど「シンプル」なこと・・・
曼陀羅絵に、気の向くままに、彩色してみました。
チベットの僧から、教えを請うたわけでもなく、
スイスの精神分析医ユングを意識したわけでもなく、
ただ、「私のかんじ」で、のんびりと色遊びをしてみました。
色使いを見て、「あ-だ。こ-だ。」と分析する時間があったら、
私は、自然の中に溶け込み、
色使いを見て、「あ-だ。こ-だ。」と分析する時間があったら、
私は、自然の中に溶け込み、
「天のエネルギー」「大地のエネルギー」を感じていたいと思います。
「知識」や、「理論」に振り回されず、
ただ「私のかんじ」を信じていきたいのです。
ただ、限りなく大きな「宇宙」に抱かれながら、
ただ、限りなく大きな「宇宙」に抱かれながら、
「あるがままに、心地よく」過ごしていきたいですね。
そんな「私のかんじ」と、なかよくしながら・・・
日々、料理を創っている私です。
この世の中に、私は、ただひとりしかいないのですから・・・
私らしさを、無理をせず、
精一杯表現できれば、もうそれでよいのだと思っています。
今回は、「マンダラ塗り絵」スザンヌ・F・フィンチャー/著 春秋社
画材は、STAEDTLER karat aquarell を使用しました。
「 パウル・クレ-展 おわらないアトリエ 」 [HEARTFUL ギャラリー]
「 パウル・クレ-展 おわらないアトリエ 」
パウル・クレーの創造力の源泉は、「日々の食卓」にあったのですね。
「日々の食卓」からア-トへ・・・
とても素敵なことだと思います。
「庭園建築のプラン」1920
色彩のもつエネルギーを、たくさん浴びながら、
「Mのための花輪」1932
「パウル・クレ-展 おわらないアトリエ」を鑑賞してきました。
「花ひらいて」1934
私の大好きな本「クレーの食卓」にもあるように、
画家パウル・クレーは、とても食いしん坊だったそうです。
そして、彼自身が、きわめて優れた料理人だったそうです。
このことは、私にとって、とても興味深いことでした。
そして、彼自身が、きわめて優れた料理人だったそうです。
このことは、私にとって、とても興味深いことでした。
林綾野・新藤信/編著 講談社 2009
パウル・クレーの創造力の源泉は、「日々の食卓」にあったのですね。
「日々の食卓」からア-トへ・・・
とても素敵なことだと思います。
「カイルアン、門の前で」1914
「芸術は見えないものを見えるようにする」
と主張していたパウル・クレーですが、
と主張していたパウル・クレーですが、
魔法のような色彩のパッチワ-クには、
なにかスピリチュアルな視覚的な調和の世界を感じました。
「庭園建築のプラン」1920
色彩のもつエネルギーを、たくさん浴びながら、
見えないものを見えるようにする「お料理」
を作っていきたいと思いながら、家路に着いた私なのでした。
「Mのための花輪」1932
2011年7月31日(日)まで、
東京国立近代美術館にて開催しています。
謎のア-チスト「ねこみみさん」その2 [HEARTFUL ギャラリー]
謎のア-チスト「ねこみみさん」その2
6月になりましたが、何だか少し肌寒いですね・・・
byねこみみ
この研ぎ澄まされた感覚は、「やっぱりね~」という感じ・・・
謎のア-チスト「ねこみみさんのHP」は、こちらでご覧になれます
byねこみみ
UPさせていただきました「チェロキ-」のお客様、
本当に嬉しいことです。
この研ぎ澄まされた感覚は、「やっぱりね~」という感じ・・・
6月17日金曜日には、舞踏も披露されます。
2011年6月17日(金) (旧 5月16日 癸卯 友引 月齢15.6)
19:00開場/ 19:30開演
門仲天井ホール 入場無料
舞: ねこみみ
形と形との間
あわいから生まれる出る姿
謎のア-チスト「ねこみみさんのHP」は、こちらでご覧になれます
マクロビオティック料理家
謎のアーチスト「ねこみみさん」 [HEARTFUL ギャラリー]
ノカンゾウ(野萱草 ユリ科)
5月30日 月曜日
梅雨入りか、大雨に覆われた日本列島ですが、やっと、本日午後には、
お日様が、顔を出してくれました。
ホッとしたところで、私が、お料理教室をしている、
ホッとしたところで、私が、お料理教室をしている、
学芸大学駅徒歩1分「チェロキ-」にて、
オ-ナ- YUKI さんとの打ち合わせに出かけました。
打ち合わせというと大袈裟ですが、他愛のないおしゃべりをしていると、
打ち合わせというと大袈裟ですが、他愛のないおしゃべりをしていると、
不思議なお客様が登場しました。
お名刺には、Photographer の肩書きが・・・
たくさんの素敵な花の写真を見せていただきました。
私は、幻想的な「二輪草」が、とても気に入りました。
ニリンソウ(二輪草 キンポウゲ科)
今、入院している「チェロキ-」のお友達 M さんのために、
ポストカ-ドを贈ることにしました。
早く良くなって、一緒にワインが飲めるといいな~。
「ねこみみさん」の花の写真には、不思議なエネルギーがあるので、
きっと、 M さんは元気になるはずですよ。
謎のア-チスト「ねこみみさん」の植物の写真は、こちらでご覧になれます
マクロビオティック料理家
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 vol.3 [HEARTFUL ギャラリー]
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 vol.3
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理のイラスト第3弾を
「
私の友人の イラストレーター光香☆Mika さんが、
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理のイラスト第3弾を
送ってくださいました。
○はとむぎ入り玄米ごはん ○レンズ豆と甘い野菜のス-ブ
○車麩のてり焼き 季節の野菜添え
○ひじきと糸こんにゃくの煮物 ○長芋のサラダ
○大根と青しそのマリネ
学芸大学駅徒歩1分「チェロキ-」にて、今月から始まりました
「
macrobioticごはん in チェロキー」
の OPENプレ-トが、 こんな素敵なイラストになりました。
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 vol.2 [HEARTFUL ギャラリー]
私の友人の イラストレーター光香☆Mika さんが、
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理のイラスト第2弾を
送ってくださいました。
○はと麦入り玄米ごはん ○春の重ね煮みそ汁
○人参と高野豆腐のごま煮 ○ひじきの白和え
○りんごゼリー
4月に開催した「チェロキ-料理教室vol.18」の実習メニュー
マクロビオティック基本食が、こんな素敵なイラストになりました。
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 vol.1 [HEARTFUL ギャラリー]
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 vol.1
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 を
素敵なイラストに描いてくださいました。
胡麻豆腐
葛 桜
キャロット♡アップルゼリー
小豆かぼちゃ
Mika さんは、とても素敵な私のお友達です。
かわいいものが大好きなこと、美味しいものが大好きなことで・・・
とても気の合う Mika さんですが、
この度、私の作るお料理をモチーフにして、
素晴らしいイラストを描いてくださいました。
私は、感無量です
YUKIE CHEF のマクロビオティック料理 のイラストは
これから継続的に、Mika さんのブログでアップされます。
将来は、レシピ集となるようにと、ひそかに夢みている私なのです。
皆さん、楽しみにしていてくださいね~
イラストレーター光香☆Mika さんのブロブは、こちらからご覧になれます
光と、闇と、レンブラント [HEARTFUL ギャラリー]
東北地方太平洋沖地震により
被災された皆様に対しまして、
心よりお見舞い申し上げます。
4月19日火曜日
桜が、すっかり舞い落ちて、新緑の季節への息吹を感じさせている
桜が、すっかり舞い落ちて、新緑の季節への息吹を感じさせている
上野公園を散策し、「国立西洋美術館」に出かけました。
「レンブラント 光の探究・闇の誘惑展」
を鑑賞するためです。
アトリエの画家
「レンブラント・ファン・レイン」(1606-1669 )は、
17世紀オランダを代表する画家です。
早くから「光と影の魔術師」また「明暗の巨匠」と呼ばれてきました。
「光」と「影」というのは、絶えず「表」と「裏」の関係にあります。
「光」と「影」というのは、絶えず「表」と「裏」の関係にあります。
「影」は、「光」を際立たせ、「光」は、「影」に深みを与える・・・
「光」が大きければ、「影」も大きく・・・
「影」が大きければ、「光」も大きい・・・
パンケーキを焼く女
マクロビオティックでは、
「陰」と「陽」
という言葉を使いますが、これは、まさに「光」と「影」の関係ですね。
「光」と「影」は、微妙に絡み合い、
完全な「光」のみ、「影」のみは有り得ません。
「光の探究」は、レンブラントの生涯の課題でした。
3本の木
絵画でも、版画でも、「光の照射」が生み出す、レンブラントの
「力強い明暗表現」に触れながら、
マクロビオティックでいう「陰」と「陽」の、絶え間無いメカニズムに、
感じ入ることのできた、久しぶりの上野のひとときでした。
東洋風の衣装をまとう自画像
帰り道に、曇り空の合間から、お日様の光が届いてきました。
きらきらと輝く光と、上野公園の木々の影のざわめきが、
ひときわ美しく感じられました。
モネとジヴェルニ-の画家たち [HEARTFUL ギャラリー]
モネとジヴェルニ-の画家たち
12月27日月曜日、
Bunkamura ザ・ミュージアム にて、「モネとジヴェルニ-の画家たち」を観賞してきました。
クロード・モネ《睡蓮》
この村の魅力に心をひきつけられた画家たちは、ほどなくして、花に囲まれた大きな庭を造りはじめるそうです。
花と緑に溢れた理想郷の光輝く風景・・・
リチャード・ミラー《水のある庭》
クロード・モネ《睡蓮、水の光景》
おそらく、私は、花のおかげで、画家になれたのでしょう。
モネ 1924
私にとって、風景は、それだけで存在するのではありません。
なぜなら、外観は、絶え間なく変わってゆくのだから。
周りにある、絶えず変化する光や、大気こそが、風景に生命をもたらすのです。
モネ 1891
おそらく、私は、花のおかげで、画家になれたのでしょう。
モネ 1924
私にとって、風景は、それだけで存在するのではありません。
なぜなら、外観は、絶え間なく変わってゆくのだから。
周りにある、絶えず変化する光や、大気こそが、風景に生命をもたらすのです。
モネ 1891
師走の慌ただしい喧騒の中、ジヴェルニ-の美しい花たち、自然の穏やかなエネルギーが、私の心にも、身体にも、心地よく流れてきました。
マクロビオティックとは、限りなく大きな世界・・・時空を越えたものです。
この世の中に存在する「美しい波動」を、やさしく慈しみ、心身の疲れを、癒していきたいですね。
この一年間、 エ-ルを送り続けて下さった皆様、本当にありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えくださいね。
来年も、素晴らしい出会いに、たくさん恵まれた幸多い一年となりますように・・・
エトワ-ル [HEARTFUL ギャラリー]
ドガ展
学芸大学「チェロキー」にて、オ-ナ-Yukiさんとの、打ち合わせがありました。何よりも「継続=力なり」ということを確認し合い、今後も、「チェロキー料理教室」を、私たち独自の、自由な感性が、思い切り開花できる creative な学びの場として、広げていけるようにとの思いを、rough に、おしゃべりいたしました。
さて、夕刻の学芸大学の駅に立ち、渋谷行きの東横線に乗り、帰路に着くはずの私でしたが・・・
「横浜美術館」で、かねてから観たかった「ドガ展」があるのを、突然、思い出してしまったのです
さて、夕刻の学芸大学の駅に立ち、渋谷行きの東横線に乗り、帰路に着くはずの私でしたが・・・
「横浜美術館」で、かねてから観たかった「ドガ展」があるのを、突然、思い出してしまったのです
そして、反対側のみなとみらい行きに、飛び乗ってしまいました
「ドガ展」が、私を呼んでいたのです。
閉館30分前の横浜美術館は、さすがに、閑散としていました。
ドガは、「踊り子の画家」として有名な大画家で、生涯に、バレリーナを主題にする数多くの作品を、制作しています。
踊り子たちの、自由な身体を操る動きや、休憩中の何気ない仕草を描いた傑作が、たくさん展示される中、私を、呼んでいたのは、名画「エトワ-ル」
ドガは、「踊り子の画家」として有名な大画家で、生涯に、バレリーナを主題にする数多くの作品を、制作しています。
踊り子たちの、自由な身体を操る動きや、休憩中の何気ない仕草を描いた傑作が、たくさん展示される中、私を、呼んでいたのは、名画「エトワ-ル」
「エトワ-ル」は、ひときわ輝いていました。
モノタイブによる下地に、パステルを重ねて描き、スポットライトを浴びておどる「エトワ-ル」の姿に、私は、くぎ付けになりました。
この名画全体から、「光」を感じたのです。
「エトワ-ル」とは、「星」。オペラ座で、主役を踊る、踊り子に与えられる称号のことです。舞台袖には、出番を待つバレリーナ、思わせぶりな黒服の男性など、華やかな舞台の背後にある、人間ドラマが暗示されています。
この「エトワ-ル」に、自分自身の姿を重ねることは、かなり無謀なことかもしれませんが、人から、何を言われようとも、どんなに辛いことがあろうとも、自分自身に誇りを持ち、いつも笑顔で、気高く舞い続けるバレリーナからは、力強く、たくましく美しい「光」が、放たれているようでした。
マクロビオティック創始者、桜沢如一先生の言葉に、「表、大ならば、裏、また大なり」というものがありますが、人には、すべて歴史があり、それぞれの人には、それぞれのドラマがあります。それらを、全て、引っ括めての私たち。「エトワ-ル」のように、真摯に、輝き続けたいものですね。
帰りのみなとみらいは、もうすでに暗く、イルミネーションが、散りばめられたようでしたが、胸に秘めた「エトワ-ル」の「光」を、大切に、温めながら、帰路に着いた私でした。
明日も、きっと、良いことが、ありますように・・・・・
シャガール [HEARTFUL ギャラリー]
シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い
8月26日(木)夕刻、蝉時雨の中、ほんの少し秋の気配を感じさせる上野公園を散策しながら、目指すは東京芸術大学美術館「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」
昔から、鮮やかな色彩と幻想的な作風で知られるマルク・シャガール(1887-1985)の作品が好きでした。私自身が子供の頃からかなりの空想癖があり、シャガールの夢と現実が混ざり合い、独特のユーモアあふれる絵画作品には、自然と魅かれるものがありました。
けれど、シャガール自身は、生前「私は夢を見ない」という言葉を残していたそうです。これには、少々驚きました!「夢」も「現実」もすべてひっくるめて日々の生活であり、決して特別なことではないという思いがあったのでしょう。
imagination=日常生活ということでしょうか……
私は、お料理を作るとき、当然のことですが色彩を大切にしています。今日のように絵画から吸収する色彩エネルギーというものは素晴らしいですね。
マクロビオティック実践の基本は「食」です。そしてその「食」とは、単に食べ物のみにとどまらず、環境全ての事を意味しています。
よい音楽を聴いたり、よい絵を見たり、または描いたり、そんなことも私たち自身の心身を創り出す糧となっています。
この美術館は東京芸術大学構内にあります。帰りに芸大の学生が、短パン姿で9月にあるGEISAI(芸祭)の準備を熱心にしていました。若きアーチスト達の真摯な姿に脱帽しながら、芸術の秋の到来を心待ちにした私でした。
「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展は、
10月11日(月)まで開催しています。